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不動産は急いで買うな!「金利編」パート3。


変動金利と固定金利。
どちらを選べば得なのか…。

ここまで読んで下さってくれた方はお分かりでしょう。

変動金利と固定金利のどちらが得か?
これには答えなんてないのです。
何故なら、未来のことは分からないから。


完済し終えた後でないと、
「あの時、固定金利にして良かったね」とか
「やっぱり変動金利にして良かった」とは言えないのです。

ですから…。
「変動の方が得ですよ」 とか
「今は固定の方が得です」 などと
安易に薦めてくる営業マンには注意して下さい。
ただ単に、不動産を売りたいだけ!という可能性が高い。

私は、お客様にこんな風にアドバイスしています。
「私が〇〇様の立場なら変動金利を選びます。理由は〜〜だから。メリットは〜〜で、デメリットは〜〜です。」
あるいは
「私が△△様の立場なら固定金利を選びます。理由は〜〜だから。メリットは〜〜で、デメリットは〜〜です。」

固定金利にも変動金利にもそれぞれメリットとデメリットがある。
借りる金額や返済年数、それにお勤めしている会社によって、オススメする金利は変わります。
そして不動産屋や金融機関はヒントを与えるだけで、決定するのはお客様自身です。

問題は、〜〜の部分ですね。
ここが分からないと自分にピッタリの金利は選べません。

変動にするか固定にするか…。
迷った時は、どんな風に考えたら良いか?

率直な意見を申し上げます。
この固定金利・変動金利という問題は、不動産を買う人にとっては大事なポイントのはずですが、残念なことにキチンと説明できる不動産屋は少ない。
不動産営業マンをしながら、あまり分かっていない人が多いのが現状です。分かっていないのに説明できるわけありません。

恐ろしいことに、分かっているのに説明してくれない営業もいます。
余計な情報(?)を与えると、お客様が不安になり、自分が売りたい不動産を買ってくれなくなるからです。

というわけで…。
お客様が金利の仕組みを聞く機会は少なくなります。

また、テレビや新聞・週刊誌などの情報では…。
「固定金利=安全」
「変動金利=危険」

といったイメージだけを植えつけられます。

具体的な金額の差は把握していなかった方も多いのではないでしょうか?
長期固定金利が安全なのは事実ですが、月々の支払いが高くなります。
変動金利にはリスクがありますが、月々の支払いは安くすみます。

どちらが良い、とは言えないのです。

それで、物件が決まってから住宅ローンを組む時になって「どれにしよう!」と焦りだす方もいます。
最終的に、どの金利にするかは購入物件が決まってからで大丈夫ですので、ポイントをつかんでおいて下さい。
物件が決まったときに楽ですから。


では、そのポイントは

金利編パート4

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