阿倍野区の不動産なら売却も購入もエステート・マガジン

トップ> 不動産は急いで買うな!> 相場編2 mailes-maga@grace.ocn.ne.jp
不動産は急いで買うな!「相場編」パート2。


不動産には、「売れやすい時期」・「売れにくい時期」が確かにあります。
売れやすい時期には、不動産価格が上がり、
売れにくい時期には、不動産価格が下がる。

ところで、私の経験上、不動産価格と株価は連動しています。
正比例というわけじゃないけど
株価が上がる時は、不動産価格も上がる。
株価が下がる時は、不動産価格も下がる。

すぐに影響を受けるわけでもないし、完全に連動しているわけでもありませんが、過去として振り返った時はほとんど同じ動きをしています。

不動産価格には「日経平均株価」のような便利な目安がないんです。
不動産の個々の取引を全て把握することは不可能ですから。
公示価格や路線化などもありますが、時間的なズレが大きいのは周知の事実。
グラフなども簡単には入手できません。

ですから、「日経平均株価」が、過去を振り返るのに役に立つのです。
分かりやすいようにグラフをお見せしましょう。
これは過去40年間の日経平均株価のグラフ。
<wikiの(日経平均株価)より>
40年間の日経平均株価のグラフ
一番高い頃が1990年頃。
不動産価格も、この頃が頂点でした。

いわゆるバブルですね。
バブル(泡)のように膨れ上がり、一気に急落。
急降下のあと、小さな上昇と下降を繰り返しながら、大きい目で見ると下がっている、という点も不動産と同じ。

1990年を頂点として急騰した不動産価格は一気に下降します。
が、それでも、1995年くらいで「下げ止まり」を見せ始めました。
1995年から1998年頃までは「第二次マンション・ブーム」と呼ばれた時代です。
新築マンションが飛ぶように売れました。
自宅のご近所を見回して下さい。
平成2年〜平成6年に建てられたマンションは少ないですが、平成7年から平成10年に建てられたマンションは多いはずです。

「もうこれ以上、不動産価格は下がらない」
「史上最低金利」
「住宅金融公庫のゆとり返済」
などなど…。
今から考えれば詐欺とも言われかねないセールストークで新築マンションが飛ぶように売れた時代。

もう一度、グラフを。
40年間の日経平均株価のグラフ
このグラフは日経平均株価ですが、不動産価格の雰囲気もこんな感じだったと思って結構です。
1995年以降を手で隠して見て下さい。
「これから上がっていくのかな?」という気がしませんか?

少なくとも「もう下がらない」という感じはしますよね。
当時は「もう下がらない」と私も思っていました。
が、どうなったかは、皆さん、ご存知なはず。

長くなりました。
パート3へ。


相場編パート1へもどる
相場編 金利編 資金計画編 セールストーク編
copy-right(c)estate-magazine2010