![]() 相場編 パート1同じ場所で長いことやっていると、相談を受けたり質問をされたりするのですが、答えられないことも多いんですよね。 例えば…。 「今、買ったら得ですかね?」 などと聞かれても答えられるわけがない。 「得ですよ」 と答える営業がいれば、その人はウソツキか無責任のどちらかだと思う。 「分かりません」 と私は正直に答えるようにしています。 これから不動産が上がるか、下がるか、もしくは横ばいか…。 たとえ不動産屋でも「不動産相場の展望」は分からないのです。 少なくとも、私には分かりません。 これが本音です。 将来の不動産相場に対して、私なりの個人的見解は持っていますが、 それを根拠に不動産購入を勧めるなんて絶対にできない。 当たれば感謝されるでしょうけど、外すと迷惑をかけます。 たとえ身内に聞かれても、「先のことは分からない」と答えています。 マイホーム購入はバクチではありませんよね? 不動産価格の上昇を購入の理由にするならば、予想が100%当たらないと意味がないのです。 家なんて何度も買うものじゃありませんから。 「上がると思って買ったけど外れてしまった。もう一度、買いなおそう。」 というわけにはいかないでしょ? 不動産購入に反対しているわけじゃないんですよ。 私は不動産売買仲介を専門にしてきた人間ですから。 今まで、たくさんのお客様に不動産を購入していただきました。 転勤が多い、などという特殊な場合を除けば、借りるより買う方が良いと思っています。 私自身も持家です。 できれば家賃は払いたくない。 「下がると思うから買わない」 は、よーく分かる。 下がると思うなら、買わずに待てばいい。 これから下がると思うなら、私もわざわざ買いません。 私が嫌いなのは… 「上がると思うから買ったほうが得!」とか、 「もう下がらないから買わないと損!」といった勧め方です。 「不動産が上がるから買う」あるいは「もう下がらないから買う」 何となく合理的な考えに聞こえます。決断するのも楽でしょう。 が、この考え方は非常に危険。 非常に非常に危険です。 その理由を過去の不動産相場をふまえてご説明します。 長くなりました。 ⇒相場編パート2へ。 ⇒金利編 ⇒資金計画編 ⇒セールストーク編 [1]物件情報一覧へ [2]会社概要 [3]エスマガ会員とは? [4]YES/NOチャートTOP [5]不動産は急いで買うなTOP |