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相場編 パート1

不動産業にたずさわり平成22年4月でまる14年で過ぎました。
同じ場所で長いことやっていると、相談を受けたり質問をされたりするのですが、答えられないことも多いんですよね。

例えば…。
「今、買ったら得ですかね?」
などと聞かれても答えられるわけがない。
「得ですよ」
と答える営業がいれば、その人はウソツキか無責任のどちらかだと思う。
「分かりません」
と私は正直に答えるようにしています。

これから不動産が上がるか、下がるか、もしくは横ばいか…。
たとえ不動産屋でも「不動産相場の展望」は分からないのです。
少なくとも、私には分かりません。

これが本音です。

将来の不動産相場に対して、私なりの個人的見解は持っていますが、 それを根拠に不動産購入を勧めるなんて絶対にできない。

当たれば感謝されるでしょうけど、外すと迷惑をかけます。
たとえ身内に聞かれても、「先のことは分からない」と答えています。

マイホーム購入はバクチではありませんよね?

不動産価格の上昇を購入の理由にするならば、予想が100%当たらないと意味がないのです。
家なんて何度も買うものじゃありませんから。
「上がると思って買ったけど外れてしまった。もう一度、買いなおそう。」
というわけにはいかないでしょ?


不動産購入に反対しているわけじゃないんですよ。
私は不動産売買仲介を専門にしてきた人間ですから。

今まで、たくさんのお客様に不動産を購入していただきました。
転勤が多い、などという特殊な場合を除けば、借りるより買う方が良いと思っています。

私自身も持家です。 できれば家賃は払いたくない。

「下がると思うから買わない」 は、よーく分かる。
下がると思うなら、買わずに待てばいい。
これから下がると思うなら、私もわざわざ買いません。

私が嫌いなのは…
「上がると思うから買ったほうが得!」とか、
「もう下がらないから買わないと損!」といった勧め方です。

「不動産が上がるから買う」あるいは「もう下がらないから買う」
何となく合理的な考えに聞こえます。決断するのも楽でしょう。

が、この考え方は非常に危険。
非常に非常に危険です。
その理由を過去の不動産相場をふまえてご説明します。

長くなりました。
相場編パート2へ。

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