セールストーク編 パート1
不動産屋といえば…。
いかがわしいイメージをお持ちの方も多いと思います。
買物の中で最も高額と言われる不動産。
その不動産に詳しい人なのですから、本来なら、もっとリスペクトされてもいいはず…。
どうして、こうなってしまったのでしょうか?
その直接的な原因は、ウソにまみれたセールストークにあると、私は思っています。
代表的なものをあげましょう。
『
今が買い時
金利が安いうちに買った方が得です
100点満点で70点なら買いなんですよ!
早く決断しないと売れてしまう
』
不動産屋に行ったことがある人は、一度くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか。
大体、どこの不動産屋も同じようなことを言います。
ここまで読んで下さった方は…。
『今が買い時』
『金利が安いうちに買ったほうが得です』
などという言葉が、どれだけ不正確な情報かはご理解して頂けたと思います。
こういった言葉を軽はずみに使う営業は、
「数字を上げるために買わせたい」
だけの可能性が高いです。
他にも…。
『100点満点で70点なら買いなんですよ』
なんていうセールストーク。
考えてみれば、本当に不思議な言葉です。
そう思いませんか?
不動産業界以外では考えられないと思う。
ある時、ふと疑問に思いました。
何故、この言葉が不動産業界では使われているのだろう?…と。
私が不動産営業を始めた14年前から、この言い回しはあり、恥ずかしながら私も口にしたことがあります。
今も、多くの不動産営業マンが同じ言葉を口にしており、お客様も別に文句は言いません。
車屋さんでも、電気屋さんでも、服屋さんでも、
「100点満点で70点なら買いなんですよ」なんて言わない。
もし言ったら、お客様は怒って帰るでしょう。
もちろん、どんな製品にも100点満点がないのは分かります。
この世に完璧なんて存在しないですから。
それにしたって90点〜80点の製品はあるし、そうでなければ売れないと私は思う。
70点だと判断した商品を、少なくとも私は買いません。
それなのに、どうして不動産業界だけは
『100点満点で70点なら買い』なのでしょう?
いろいろと考えた末に、私はある結論に到達しました。
あくまでも私の推測です。間違っているかもしれません。
『家は100点満点で70点なら買い』
この言葉が発明(?)されたのは、恐らく昭和50年代、下手すると昭和40年代なのではないでしょうか。
当時、土地価格はずーっと右肩上がり。
バブルが崩壊するまでは、「土地の値段は下がらない」という土地神話があったのです。
価格が上がっていくわけですから、100点満点中70点で買ったとしても、時間が経てば80点、90点、100点…。更に110点、120点…と上がっていくことになります。
だから、当時は本当に「不動産は100点満点で70点なら買い」だったのじゃないでしょうか。
値段が上がっていくわけですから、早く買えば買うほど得だったのです。
そして、状況は変わってしまったのに、言葉だけが残った。
自分の希望を100%そなえた完璧な物件など存在しない、とアピールしやすいですし、昔から言われている言葉なので説得力がありますよね。
私の推測は大きく外れていないと思います。
問題なのは…。
この使い古された表現が、今なお、不動産業界で使われ現役バリバリのセールストークであることです。
普通に考えれば、いかがわしいセールストークが、どうして不動産業界では通じてしまうのか?
不動産業界の特殊性を、私なりに述べたいと思います。
ただ、ここから先の話は、不動産業界の暴露話が中心ですので、同業者にはあまり読まれないようにしたいです。
続きはパソコンサイト会員ページでお読み下さい。
申し訳ありません。
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