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不動産は急いで買うな!「金利編」パート2。
では、具体的な数字で説明を始めましょう。 念のために言っておきます。 下のケースは、あくまでも具体例としてあげるだけです。 「ウチだったら、もっと金利優遇が受けられる」なんて言う嘘に騙されないように…。 本当に、そんなことを言う不動産業者がいるようです。 《三井住友銀行住宅ローンの場合》(平成22年1月現在) 変動金利35年 2.475% 固定金利35年 3.18% 差は(3.18−2.475=0.705)で0.705%。 そんなに大きな差ではないように見えます。 だから、固定金利で借りた方が得という錯覚を起こしやすい…。 しかし、変動金利で借りる時は「金利優遇」が受けられます。 「金利優遇」とは、金利の値引きのこと。 1.2%〜1.4%くらいが目安です。 今のところ(平成22年2月現在)、住宅ローンを借りることのできる人は1.2%以上の金利優遇は受けられます。 ですから、分かりやすいように1.2%の金利優遇後の計算をしますね。 つまり…。 変動金利35年 1.275%(2.475-1.2=1.275) 固定金利35年 3.18% 2000万円を借りた場合…。 変動金利 1.275% 35年 月々の支払いは ¥59,057円 固定金利 3.180% 35年 月々の支払いは ¥78,993円 え…! と思いませんでしたか? 2,000万円を借りた場合でも、毎月の支払いに、約20,000円もの差ができるのです。 固定金利は、安心料として20,000円も高いわけ。 当然、借入金額が増えれば、その差はますます大きくなります。 高い代わりに、35年もの長期間、毎月の支払いが変わらないのです。 確かに、このメリットは大きいですが、月々20,000円は安くない。 それで、皆さん、迷うわけです。 これから先も、日本経済が好転しなければ、変動金利の方が得になりますから。 やっぱり変動金利の方が得! そう思いましたか? もちろん、そんなに単純ではありませんね。 もし、変動金利が絶対に得ならば、誰もが変動金利を選びます。 ですが、固定金利を選ぶ人もいます。 その理由が大事ですね。 パート3へ。 金利編パート1へもどる。 | ||
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