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一般媒介契約、本当のデメリット

一般媒介契約を褒めちぎってしまいましたが、デメリットが全くないわけでは
ありません。使い方を間違えればデメリットもあります。

それは、売主様が自分にとって都合の良い不動産業者の言うことばかりを信じて
しまうこと。
簡単に言うと、「裸の王様」になってしまうことです。

セカンド・オピニオンを求めるということは、複数の専門家による意見を聞くという
ことでしたね?
複数の意見を聞くことで、情報に振り回されてしまう方がいます。


例えば…。
所有しているマンションをA、B、Cの3社に査定依頼して、慎重に検討した結果、
2,000万円で売出したとしましょう。
販売開始から一ヵ月後、
「1,900万円で買いたい」というお客様をA社が連れてきました。

ここで売主様なら誰だって迷います。
売主としては2,000万円で売りたいですよね。
だから、セカンド・オピニオンを聞くためにB社とC社に相談することになる。

すると…。
不動産業者 「いやあ、1,900万円なんてもったいないですよ。
 あと50万円は高く売れるんじゃないですか。
 1,900万円で売るのだったら、もっと早く言ってくれればいいのに」

なんてB社がアドバイスするかもしれない。

もちろん、このアドバイスが的確ならば問題ありません。
が、しかし、B社の営業マンは悔し紛れに言っているだけかもしれない。
「他社で決められるくらいなら潰してしまえ」と考える業者が本当にいます。

これが、一般媒介契約の本当のデメリットです。
要するに、どんな媒介契約を結んでも、悪徳不動産業者には気をつけなければならない
ということ。

それでも、一つの会社だけを盲目的に信じるよりは、複数の業者と相談しながら売る方がリスクは少ないです。
何よりも「一般媒介」で依頼することにより、不動産会社の本性が見えます。
このメリットを利用しない手はありません。

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