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不動産は急いで買うな!「資金計画編」パート2。
「資金計画って案外と簡単だな」と思って頂いたところで…。 簡単なはずの資金計画が、どうして難しくなるのか? の説明に入ります。 実を言いますと…。 私自身も、資金計画の説明が最も難しいと思っています。 特に、ホームページなど不特定多数の人が見るものですと、どこから説明をすればいいのか分からない。 資金計画の中には「諸費用」という項目が出てきます。 パート1でも出てきましたよね。 この「諸費用」が不透明なせいで資金計画は分かりにくいのです。 最終的には透明になるのですが、購入物件が決まっていない段階では、不透明にならざるを得ません。 何故か? 諸費用は、購入する物件によって変わるからです。 買う物件が決まっていない段階では「いくら必要です」とは言えないのです。 この諸費用の不透明さが悪徳不動産業者のスキになってしまいます。 それが同業者として非常にもどかしい。 例えば…。 エスマガ・ホームページ「不動産購入ガイド」に資金計画というページがあります。 あのページは、私なりに分かりやすく書いたつもりですが、それでも諸費用の目安しか伝えられませんでした。
新築物件であれば3%〜5% 中古物件であれば6%〜9% すごく曖昧でしょ? 見ようによっては非常にあやしい。 私がお客様の立場なら…。 「何で3%も差があるねん!この業者おかしいぞ!」 と突っ込みを入れますね。 それは分かっているのですが、だからといって…。
新築物件であれば3% 中古物件であれば6% と書くと嘘になります。 かといって…。
新築物件であれば5% 中古物件であれば9% と書くと、この業者は諸費用が高い、と言われてしまいます。 どうしても曖昧な表現になってしまうのです。 購入物件が決まっていない段階では、曖昧にしか伝えられないからです。 そこが悪徳業者のスキになります。 では、どうして物件が変わると諸費用まで変わってしまうのか? その謎をパート3でご説明します。 その前に…。 不動産屋とつき合う時の注意点。 お金のことで分からないことは絶対に聞いて下さい。 別に恥ずかしいことでも何でもありません。 不動産を購入するなんて、しょっちゅうあることではないのですから、分からないのが当たり前です。 私自身、不動産業界にたずさわって月日が経ちましたので、諸費用の説明くらいはできるようになりましたが、最初の頃は全く分かりませんでした。 先輩達が、どうしてスラスラと諸費用を計算できるのか、不思議に思ったのを覚えています。 ですから、一般の人達が諸費用のことを分からないのは当然なのです。 お金のことは、恥ずかしからずに絶対に聞いて下さい。 後のトラブルの元になりますから。 売買契約を締結した後になって、想像したより諸費用が高くても、解約の正当な理由にはなりません。 つまりペナルティが発生します。 また、諸費用として必要のないお金をとる不動産業者が未だに存在します。 諸費用の内訳を、きちんと確認して疑問に思ったことは確認すること。 「分かったふり」をしないように。 分からないのはお客様が悪いのではありません。 不動産屋の説明が悪いのです。 パート3へ。 資金計画編パート1へもどる | ||
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