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不動産は急いで買うな!「資金計画編」パート3。


資金計画が分かりにくいのは「諸費用」のせい、ということは分かって頂けたと思います。
でも、「何となく…」ですよね。
スッキリできましたか?

スッキリしないのは、私の説明が悪いせいですから、もう少しだけ丁寧に説明します。
諸費用明細表をご覧下さい。
諸費用の代表的な項目の説明です。

一度に全てを理解しようと思わなくて大丈夫。
徐々に分かるようになりますから。
難しいと思ったら、説明は飛ばして○△×だけをご覧下さい。

諸費用明細
名称 ○ △ ×説      明
登記費用お客様の名義にするお金
印紙代@売買契約書に貼付する印紙代。税金です。
精算金固定資産税、管理費など
仲介手数料不動産仲介業者に支払う
火災保険×住宅ローンを使う場合は加入義務あり
銀行手数料×銀行の事務手数料。
銀行保証料×銀行の保証会社に支払う
印紙代A×銀行との契約書に貼付印紙代。税金です。

○と△と×の意味が分かったでしょうか?
一般の人は分からなくて当たり前です。
分かった人は不動産に詳しい人ですね。

答えを言いましょう。
絶対に必要なのは○
仲介業者を通す場合のみ必要なのは△(売主から直に購入する場合は不要)
住宅ローンを使う場合のみ必要なのは×(現金で購入する場合は不要)

現金で、しかも、売主から直に買うのであれば必要なのは上3つの費用だけです。
下の5つは必要ありません。

購入する物件によって各諸費用の金額が変わるだけではなく、必要であったり必要でなかったりする費用がありますから、ますます分かりにくいですよね。
では、ここまでをまとめましょう。
@購入する不動産によって諸費用が変わる
例)一戸建てはマンションより火災保険料が高い
A取引の内容によって諸費用が変わる
例)売主から直に買えば仲介手数料は要らない
B決済(残代金の支払い)の方法によって諸費用が変わる
例)住宅ローンを使えば諸費用は高くなる

いかがでしょう?
少しはスッキリして頂けたでしょうか。
これより詳しくご説明するには、具体的に物件を教えてもらわないと難しいです。

お客様が探している地域の信頼できる不動産屋に
「○○円くらいの一戸建を購入すると諸費用はいくら必要ですか?」
あるいは
「○○円くらいのマンション購入すると諸費用はいくら必要ですか?」
と聞いてみて下さい。

信頼できる不動産屋がいない、具体的な物件も決まっていない、
という人のために、自分で諸費用を計算する時のコツを教えましょう。

少し高目に計算して下さい。
諸費用は9%で計算しておけば間違いないです。
下がることはあっても、上がることはありませんから。


いい加減な不動産屋は、諸費用を安く見積もりがちです。
買ってもらいたいために、ついつい安くなってしまうのです。

実際よりも安く考えてしまうと、契約後にドキドキしなければなりません。
高目に見積もり余った分は、ローンを減らしたり貯金したり自由にすれば良いのですから、余裕を持って考えることをお勧めします。

最後に…。
住宅ローンを組む人のために、伝えないといけない仕組みがあります。
それは、保証会社に支払う保証料というお金のことです。

不動産を購入する場合に、仲介手数料の次に大きな金額になることが多いので、悪徳不動産業者に利用されることが多いです。

長くなりましたので、保証料はパート4でご説明しましょう。
ではパート4へ。


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