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世界が善良な不動産業者だけなら本当は知らなくてもいい不動産取引の基礎知識

其の弐 不動産業者の立場

不動産業者にもいろいろな立場があります。
細かく分けるとキリがないので、売買に絞りましょう。

大きく分けると2つ。
あくまでも立場の話。

1.その物件しか売ってはイケナイ立場
2.他の物件も売ってイイ立場


新築マンション販売営業は典型的に1の立場です。
例えば、〇〇マンション(新築)販売センターの営業が、◇◇タワー(新築)をお客様に勧めることは考えられないです。
ホンダのディーラーに行って、トヨタの車を売って下さい、と言っても販売してくれないのと同じこと。
新築マンション販売センターの立場は、一般の人にも立場が分かりやすいですよね。

問題なのは…。
「.他の物件も売ってイイ立場」に見えるけど、実は「その物件しか売ってはいけない」あるいは「その物件しか売る気がない」営業マンがいることです。

自分が向き合っている不動産屋が、どの立場にいる人間なのかは分かっていた方がいいでしょう。
1.その物件しか売ってはイケナイ立場
2.他の物件も売ってイイ立場

の、どっちなのか?

と、言っても…。
これが、なかなか難しいんですけどね。



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