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専任の方が高く売れる?…2
話を整理します。
昔は、チラシを使って物件のプロモーションをするのに、今よりずっとお金と手間がかかったということ。
だから、他社で売れてしまえば1円も入らないような物件に対して、大きな宣伝予算を組むことができなかった。
そういう意味で15年前ならば、「専属専任の方が高く売れる」ということもありえたかもしれません。
が、今は違います。
コンピューターが普及し、不動産屋の事務所で簡単にチラシを作ることができるようになりました。
極端な言い方をすると、1件が載っているチラシを配布するのも、8件が載っているチラシを配布するのもコストは変わりません。
今、ほとんどの不動産業者は1枚のチラシに4〜8件の情報を載せています。
コストが同じなら、できるだけ多くの情報を載せた方が得だからです。
他社が受けていようが自社で受けていようが、反響の可能性があるのならチラシに載せます。
ですから、専属専任で1社に情報を独占させ宣伝広告費を増やして貰うよりも、何社かに依頼し複数の会社に力を入れて貰うほうが、
より多くの人に、
より早く、
情報が伝わると私は思う。
ここまでがチラシに関しての話。
そして、情報の伝わり方にインターネットが加わりました。
インターネットがチラシよりもコストが安いのは、皆さんもご存知ではないでしょうか?
どうですか?
専属専任で依頼する方が、より早く、より高く、売れると思いますか?
まだ、そう考える人がいるかもしれませんね。
何故なら、一生懸命に営業してくれるから、その熱意で高く買ってくれるように買主を説得してくれるかもしれませんので…。
熱意や情熱で高く買って貰う?
次はインターネットが不動産売買に与えた影響の話。
続く。
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